「要件定義で決めたのに、また決めるんですか?」

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要件定義が終わり、今日から次の工程です。

SEさんが画面を見ながら、

「じゃあ、ここから設計に入ります。」

と言いました。

設計。

なんとなく、いよいよシステムを作る感じがします。

ところが早速、

「このエラーが出たとき、画面には何を表示します?」

と聞かれました。

……あれ?

「それ、要件定義で決めなかったんですか?」

思わず聞いてしまいました。

SEさんは、

「要件定義では『エラーを通知する』までは決めたね。でも、どうやって通知するかまでは決めてない。」

なるほど。

先輩が横から、

「要件定義が『何をするか』なら、設計は『どうやって実現するか』を具体的にしていくイメージかな。」

たとえば、

要件:登録に失敗したら利用者に知らせる

ここから設計では、

「どんなメッセージを出す?」

「どこに表示する?」

「入力した内容は残す?」

「もう一度登録できる?」

などを決めていくそうです。

……急に細かい。

「要件定義が終わったら、もう決めることはないと思ってました。」

と言うと、SEさんが笑って、

「むしろ、ここから細かくなるよ。」

そこへ上司が画面をのぞき込んできました。

「エラーメッセージは分かりやすくしてね。問い合わせが全部こっちに来るから。」

SEさんと先輩が同時に、

「それ大事ですね。」

……こういうところ、本当に経験値が高い。

そして上司は満足そうに、

「じゃ、細かい文言は任せた!」

と言って去っていきました。

やっぱり細かいところは任せるんですね。

今日覚えたこと。

要件定義=何を実現するかを決める。

設計=それをどう実現するか、具体的に決める。

要件定義が終わったので、

決める作業も終わったと思っていました。

どうやら私は、

「決める」の入口を抜けただけだったみたいです(笑)

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