
今日、先輩たちが打ち合わせをしているときのことです。
話が終わって雑談になったタイミングで、ある先輩がこんなことを言いました。
「一回炎上すると、人は成長するんだよ。」
私はその言葉を聞いて、
「えっ?」
と思いました。
炎上って、SNSでよく聞くあの”炎上”しか思い浮かびません。
「会社のアカウントが炎上したんですか?」
と聞くと、先輩たちは笑いながら、
「違う違う(笑)」
と教えてくれました。
ITの世界で「炎上」というのは、プロジェクトが予定どおりに進まなくなったり、トラブルが次々と起きたりして、多くの人が対応に追われるような状態を指すことがあるそうです。
私は少し驚きました。
同じ「炎上」という言葉でも、ITでは意味が違うんですね。
でも、もう一つ気になったことがありました。
「炎上すると成長する。」
この言葉です。
私は正直、
「炎上なんてしない方がいいですよね?」
と聞いてみました。
すると先輩は少し考えてから、
「もちろん、そのとおり。」
と答えました。
「炎上は経験しないに越したことはないよ。でも、本気で困った経験をすると、『次は絶対に同じことを繰り返さない』って考えるようになるんだ。」
と言っていました。
さらに別の先輩も、
「だからって、わざと炎上する必要はないよ(笑)」
と続けました。
「昔の失敗談を聞いたり、先輩の経験から学んだりすれば、自分が炎上しなくても成長できる。」
その言葉を聞いて、少し安心しました。
私はまだ入社したばかりなので、大きなプロジェクトを担当したことはありません。
だから「炎上」という言葉を聞くだけで、なんだか怖くなってしまいます。
でも考えてみると、学生の頃も似たようなことがありました。
テスト前日に慌てて勉強して大変だったから、次は早めに準備しようと思ったこと。
アルバイトで失敗して、お客様への伝え方を見直したこと。
どれも「もう二度と同じ失敗はしたくない」と思ったから、少しずつ成長できた気がします。
仕事でも同じなのかもしれません。
もちろん、大きなトラブルは起きない方がいいです。
でも、失敗したときに「どうしてそうなったんだろう」と考えて、次に活かすことが大切なんですね。
今日の帰り道、その話を思い出しながら歩いていました。
私はまだ「炎上」という言葉を聞くだけでドキドキしてしまいます。
でも今は、
「炎上して成長する」
よりも、
「先輩たちの失敗談をたくさん聞いて、炎上しないように成長する」
そんな社会人になれたらいいなと思いました。
……とはいえ、先輩たちの話を聞いていると、
「実はみんな一度は何かしらやらかしているんだな。」
ということも分かりました。
少しだけ、安心した一日でした。


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